【感想】サウンドマン ショー『FOLEY TALE』

こんにちは、野分一夏です。

サウンドマン ショー『FOLEY TALE』に行ってきました!

※前半はネタバレなし気味、後半ネタバレありありでお送りしますので、ご注意ください!ネタバレ気にする人は観に行ってから読んでください!

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サウンドマンショーとは何ぞやという話ですが、ざっくり言うと、ステージで使用する音はすべて"サウンドマン"が生音で表現するお芝居でした。 ステージの中央奥にサウンドマンのブースがあって、そこでサウンドマンが色々な道具を使って、舞台に必要な音を奏でていました!

目の前で演じているキャストとその奥で音を出すサウンドマンの、二つの観るところ、聴くところがある新鮮で面白いショーでした!


感想

普段と違う角度で楽しめる要素がつまっていて、舞台というより、ショーというのがよく分かりました!

舞台というとやっぱりキャストの演技をメインで楽しむイメージですが、『FOLEY TALE』では、サウンドマンの出す音やダンサーの動きの表現も重要な要素で、それぞれのパフォーマンスが織りなす1つの物語を楽しむショーという感じでとても面白かったです!


サウンドについて

やっぱりサウンドマンが気になった訳ですが、そのサウンドマンの音の出し方が、シンプルなものから、「なるほど~」と唸るもあって、観ていて聴いていて、とても楽しかったです!次は何を使って、どんな音を出すんだろうと、シンプルにワクワクしながら観てました!

そして、そのサウンドマンの出す音とキャストの演技がハマって、1つのものが出来上がる感覚が気持ち良かったです!

サウンドマンは中央奥の観やすいところでパフォーマンスしたので、キャストの演技を手前に観ながら、その奥でサウンドマンも何やってるか自然に目に入って、お互いが邪魔することなく、物語もしっかり楽しめました!


ストーリーについて

あらすじを読んで、精神世界の話とあったときに、「これ難しそうなやつだ」と思いました(しかも7つも世界がある)。正直、分かるか不安でしたが、話が進むにつれ、だんだん話が分かってきて物語に入り込んでました。

そして、物語の結末は個人的にとても好きな感じで、メッセージ性もあって、とても良かったです!

サウンドマンも素敵ですが、キャストの方々の演技も本当に素敵で、最後の方のシーンでは、感動して泣いてしまいました。


まとめ

アフタートークもあって、そこでショーでの好きな音というテーマでトークしていたのですが、そこで音の出し方の説明や再現などがあって、答え合わせみたいで面白かったです!

ショーを観終わって、公式サイトを見返して気づいたのですが、サウンドマンショーの説明に「舞台美術を使用せず」と記載があって、確かに!と思いました!よくよく考えると、サウンドマンの道具が並んでいる机以外、特にセットもないのですが、それが気にならないくらいに音で、場面を空間を表現されていたことに気づいて驚きでした!

サイトの記載の通り、新感覚サウンド・ファンタジーという表現がぴったりの素敵なショーでした!



以上、ここまで前半でした。ということでここからネタバレ全開でいきます!


ネタバレが嫌な方は以下の公式サイトからチケットを購入して、サウンドマンショーを楽しんでから、読んでください!(ダイマ)


entage.co.jp














では、ここからネタバレありの感想を書いていきます!

感想(ネタバレあり)

サウンドマンについて(ネタバレあり)

正直、サウンドマンをめちゃくちゃ注目して観てました!本当に音だけじゃなく、その出し方を観るのが面白かったです! 個人的に好きな音は馬の走る音で、最初、石川さんがサウンドマンに被って、どうやって音を出しているか気になって仕方なかったのですが、石川さんが立ち上がって、サウンドマンが見えたときに、自分が思っていたのと全然違っていて面白かったです!(何かで板をたたくみたいな感じを想像してましたが、プロテインの容器を指で叩いているとは思わず)

また、雪山のシーンで吹雪の音を息で表現し始めたとき、「これサウンドマンの息がもたないのでは」と心配していたら、ダンサーの板井さんがヘルプに入って、二人で吹雪を表現していて、なぞにほっとしました笑

あと、爆撃の音をビニール袋で表現していたのが上手くて驚きでした!あの音をくしゃくちゃのビニール袋で出せるのが、さすがサウンドマンと思いました(ただ、サウンドマンの広瀬辰也さんは、そういったパフォーマというわけでなく、映像系の役者さんというのに驚きでした!しかも初舞台だそうで)

アフタートークで、キャストの好きな音を発表するところで、ぴゅーちゃんの腕が裂ける音が聴けて嬉しかったです。というのも、本編中でその音をサウンドマンがどう出していたか見逃していて気になってました。 アフタートークで気になったところを解説してもらえて、本当にありがたかったです!


ダンサーについて(ネタバレあり)

最初のパフォーマンスから驚きで、これは舞台じゃなくて、ショーが始まるという感じが好きです! 精神世界の住人がダンサーというのを知らなかったので、キレのあるダンスにビビりました!

アフタートークで話していた、牢獄が開くところの稽古で3時間くらいかけて、今の形にしたという話があったのですが、そのこだわりに驚きでした。舞台美術を使用せずに、観客にどうそれらしく見せるのかというところを突き詰めて、物語の空間を違和感なく作り上げていて素敵でした! 個人的に、最後の怪物の動きが本当に怪物感のある動きで、説得力があって印象に残っています。


ストーリーについて(ネタバレあり)

ストーリーの最初の方は、いまいち分からなかった(後から分かる)のですが、馬車や海の場面で七海の両親のことが分かってきて、雪山のところですっと物語に入り込んでました。七海の過去が抽象的なイメージからだんだんと具体的になって、信と同じ目線で七海のことを分かっていく感じで物語を楽しめました。

雪山の思い出の回想で、父親役の今野さんと母親役の福田さんの幸せそうな夫婦の演技がとても素敵でした!パンケーキをとても楽しそうに作っている父親がとても良くて印象に残っています!熱を心配するところも幸せな家庭感があって、また、それを眺めるぴゅーちゃんの礒部さんの表情もとても良かったです。この幸せな時間があったからこそ、後の両親の不仲で、結婚に対するトラウマが深刻なものになった感じがとても理解できて、七海の心情が分かって良かったと思いました。

そして、七海を怪物から解き放つシーンが本当に良くて、泣きました。 石川さん演じる信の七海に対する言葉が、とても心に刺さりました。七海の「怖い」という気持ちに対して、「怖くないよ」と否定するのではなく、「僕も怖い」と七海の気持ちに寄り添う言葉で、涙腺がダメになりました。本当に石川さんの演技から七海を想う気持ち、優しさが伝わってきて、とても良かったです。

個人的に、七海が何かに気づいて自分の世界から出るのではなく、信が自分の世界に閉じこもった七海を救う展開だったのが良かったです。前者はそれはそれでありなのですが、実際、自分の世界に閉じこもる人が自力でその世界から出るのは相当難しいと思っています。そういう場合、誰かの助けがあって、はじめて自分の世界から出られるのだと思っているので、信に七海が救われるのが、とても嬉しかったです。

そして、七海も何もせず救われるのではなく、信に自分の世界を怖がりながらも少しずつ見せる勇気、信に対する信頼があったからこそ、信に救われるというのが、七海と信の間の絆を感じてとても好きです。

最初は7つの精神世界の話で、難しくて理解しにくいかと思ったのですが、分かりやすくて伝わる物語で本当に良かったです!

最後に

本当に面白くて、楽しくて、その上泣ける素敵なショーでした!本当にありがとうございました! サウンドマンショーという物珍しいキーワードに惹かれて観に行ったのですが、サウンドマンのパフォーマンスが良くて、ダンサーの動きも良くて、キャストの演技も良くて、物語も良くて、良いものづくしのショーという感じで、いろいろな楽しみを味わうことができて、とても満足しました!

感想を書いていたら、やっぱりもう一度観たくなってきたので、また行こうと思います!

最後に、礒部さんのテディベアのぴゅーちゃん、とっても可愛かったです!!!(大事なことは最後に書く)


公演概要

公演名:サウンドマン ショー『FOLEY TALE』
日時:2019年10月7日(月)〜9日(水)・14日(月)〜16日(水)
会場:GRAPEFRUIT MOON
出演:石川竜太郎、礒部花凜、楠ろあ、今野悠夫、福田朱子、yuribo、伊藤愛莉、板井啓樹、琴石玲菜、広瀬辰也
URL:サウンドマン ショー 『FOLEY TALE』